京大紅萌会から2016年度京都大学農学部に見事合格したT君(堀川高校)の
合格体験記をご紹介。
彼の良いところは、うまくいかないところがあるとすぐに我々に相談してくれて
修正していけたところです。
また、「紅萌会カリキュラムテスト」でもしっかり準備をして高い合格率を保っていました。
随分ナイーブなところもあり、直前期は不安になっていたようですが見事合格しました。
(我々は合格を確信していましたよ♪)
            合格体験記

                      

 これまでの僕の受験人生(おもに一年)を教科ごとに箇条書きで以下に記す。

【数学】

・現役のころ

 元々現役のころ数学に自信があった。しかし、今思うと、模試で数学で高得点を取れただけで自信がついて、もう大丈夫と思ったのが良くなかった。それからの僕の数学の勉強スタイルは独特になりすぎた。毎日数学の問題を解けそうな解法が思いつきもしないのにただ無駄に数式を並べた。それで勉強をしている気になっていた。

3月~4月

 このときに、某大手予備校にはいりませんかという通知が来た。僕は正直、その誘いに乗って普通に予備校に行くのが嫌だった。人と同じことをしたくないと思い、そうすることで自分が勉強しなくなってしまうのを恐れたからだ。そんなとき京大紅萌会を知った。ここは少数精鋭でやっている塾だから、学校の友達がいることも、塾で友達ができることもあまりないだろうと思って、この塾に行くことに決めた。

 初の面談では、センターの結果や今までの模試の結果、二次試験のおおよその結果を先生に見せた。その時言われたのは、自分の圧倒的な演習不足だ。このときここから京大入試までに何をどれくらい勉強しなくてはならないかを相談した。いつの時期にどんな具体的なテキストをやるかは相談に乗ってもらいつつ、基本自分で決めた。

 このあとは、ひたすらその計画(具体的内容は後述)に従ってテキストを解いた。

・5月~7月

 この時期もっとも僕が衝撃を受けたのは、現役の時受けた京大の二次試験の開示成績だった。

センターの英語で失敗していたのはわかっていたことだった。しかし3つほど解けていたはずの数学が、200点中40点ほどだった。今まで数学はかなり勉強してきていたつもりで、自信もあっただけに、強烈なショックを受けた。こうなってしまった要因はあとに気付くことになるので後述するが、とにかく先生の言っていた、数学の演習不足を身に染みて感じた。ここで、数学の勉強は、スタイルから変えていかなければならないと思い、塾長の竹位先生に相談した。まず解く時間。僕は考えて何とかひねり出して答えを出すのが好きだったから、出来なければ1問に3時間はかけていた。考えてもわからない、わかっても30分以上かかる問題はすぐ答えを見るようアドバイスをもらった。次に考え方。今まではただやみくもに式を書いて計算することが多かった。出来なければ1問に3時間はかけていた。この反省から、考えてもわからない、わかっても30分以上かかる問題はすぐ答えを見るようにした。次に考え方。今まではただやみくもに式を書いて計算することが多かった。だがこのあとは、問題を見た瞬間におおまかな筋道を立ててからやるようにした。次にミス。現役時代はミスなど気にせずただただ計算や思考をした。そうではなく、時折計算を見直したり、最初に問題の読み取りミスがないかを確認したりしながら、計算をするのが重要なのだと思った。これらの反省は、僕自身がただ自分に向き合い、先生と相談しながら考えた。そして、これらのことを、試験中に忘れないようにメモに書いて(これも先生からのアドバイス)、模試や本番の前それを必ず見るようにして、本番に備えた。

・8月~11月

 ここまでで基本を押さえたので、この時期は過去問を解いて応用力を付けつつ気になった基本的な部分を復習した。大体のスタイルを確立したので京大模試では良い結果(A判定や志望学科内で1ケタ順位)を出していた。春は模試での数学のスコアは安定しなかったが、夏以降安定して取れるようになった。基礎の重要性を実感した時期だった。

・12月~センター

 センターの過去問をひたすら解いた。二次の対策をしていればセンターの数学は自然に解けた。軽く試験時間の確認をした。

・センター~二次試験

 センター演習で疲れた頭を京大の数学でいやした。この段階で二次の学力は結構ついていて結構解けると言って過言ではない。この時期に直近10年ほどの京大の過去問をいっきに解いた。京大に関してはこの年度(2008年くらい)から結構簡単になるのでこの作戦でよかった。この時期に、僕は現役時代の自分がいかに実力不足だったかに気付いた。体積を面積とまちがえたり、微分の計算を間違えたりと、現役時代さんざんだったのにそれに当時は気付いていなかった。ミスをなくせばいい、という事の本質に気付いただけだが、それだけ自分は成長したとおもった。本番では取れるところを落ち着いて解けば受かると先生たちと確認して、本番に臨んだ。本番では、6問中4問完答の手応えだった。昨年度の40点からどれ程伸びているのか成績開示が楽しみだ。

【英語】

・現役のころ

 あまり真面目にやってなかった。よって成績はひどかった。

・3月~7月

 先生に単語を覚えろと言われその通りにした。このとき、覚えるのはシステム英単語程度の単語と多少の熟語で十分である。文法はリードBをやった。この期間に2回通しでやって、3回目に間違えたところをやった。また、和文英訳対策にドラゴンイングリッシュの基本英文を覚えこんだ。和訳はポレポレで練習をした。紅萌会で立てた計画通りに学習を進めた。

・8月~11月

 京大の過去問をやり始めた。このとき大事なのは覚えたとおりに英訳、和訳をすることだ。適当な意訳は最後の手段である。文法、単語がしっかりしていれば、そして変な意訳をしなければ、時間も余裕があるので大丈夫である。引き続き単語や英文を覚えこんだ。英訳・和訳とも先生に添削指導してもらえたので力がついていくのを実感できた。京大模試でも昨年とは比べ物にならないスコアを安定してとることができた。

・12月~センター

 センターの過去問を解いた。正直センター型の英語は苦手な方であり京大受験者にしては苦戦したと思う。それは、速読が苦手であり、文を読むセンスがないのが原因で、これをこの時期に固めるのはむりだった。それでも文法、単語の基礎が固まっていて大きく点数が下がることはなかった。直前期の過去問演習では9割以上の得点率で安定していたが、本番は8割強と少し悔いの残るスコアだった。

・センター~二次試験

 過去問の復習をしつつ、塾長の薦めに従い英検準1級のテキスト「文で覚える英単語」をした。これで英語をさらっと読んで訳す能力が向上した。

【物理】

・3月~8月

 エッセンスで基本の確認をしつつ、名門の森で応用する練習をした。物理に関してはこの基本固めが若干甘かったと思っている。

・9月~11月

 京大の過去問を解き始めた。物理はできる方だったのでさらっとできた。だが物理の怖い所は些細な度忘れやミスでまれに一問目から解けない状況に陥ることである。ここで物理においても最初の段階の見直しの大切さに気付いた。

・12月~センター

 センターの過去問を解き始めた。正直エッセンス等で基本固めしていたので大丈夫だった。若干の知識確認をした。

・センター~二次試験

 数学と同様に直近10年ほどの京大の過去問を解いた。京大に関しては、このあたりの年度(2007年くらい)から急激に難しくなる。京大の理科は直近からやるべきだった。

【化学】

・3月~9月

 重要問題集を解いていった。化学は紅萌会で指導をしてくれていた先生が厳しい人だったので逆に言えば彼についていけばよかった。習ったとおりのポイントをメモに書き始めたのもこの時期だった。

・10月~11月

 京大の過去問を解き始めた。化学は現役のころ基本がなってなかったのと、物理に比べて基本とするポイントが多いので基本固めに時間をかけた。このようにしたので、京大の過去問を解いていてとるべきところはとれるようになっていた。

・12月~センター

 センターの過去問を解き始めた。物理と同様、二次試験対策をしていれば大きく点数が下がることはなかった。センターは変なひっかけ問題があるので、それにはたまにひっかかった。知識確認をしてそれを最小限に抑えた。

・センター~二次試験

 これまでの復習をした。平衡が苦手だったのでそれに関する過去問や重要問題集を解いた。また、有機の細かな知識を確認した。

【その他の教科】

 その他の教科とは僕の場合国語と地理である。これらの教科については、古文単語を覚えた以外、原則センター前2か月ほどでやった。古典については4月から7月に掛けて授業を受けて基本をおさえたので、途中で科目を理科に変更してもらった。国語は20年分ほどセンターの過去問を解いたが、なかなか点数が安定せず苦労した。正直に言って、センター国語は受けた年度簡単だったので、運がよかった。地理に関しては最後まで伸び悩んだ。最後まで資料集や過去問、地図帳に取り組んでいたが、結果はよくなかった。

【計画について】

 次に、3月に作成した計画は下のようである。

※表については割愛します⇒見てみたい方は紅萌会までお越し下さい

その他の反省点

・物理の問題集をいろいろやりすぎていること。現役のころに重要問題集もしているので、名門の森の代わりにこれをすべきだった。

・地理は、過去問ばかりやりすぎたし、やるタイミングが遅かった。地理に関しては教科書や資料集、地図帳からの知識をもっと重視すべきだった。

<精神的な面>

 浪人の一年はかなり精神的に悲惨なものだった。持病のアトピーが再発し入院もしたし、春から夏にかけて、なかなか成績が伸びなかったこともあった。そんなとき、支えてくれたのは家族や紅萌会の先生だったと思う。僕はもともとメンタルも弱くそれが体の不調として現れる程なので、試験の点数は上がったり下がったりを繰り返した。そんなとき客観的な僕の弱い部分を見つめてくれたのは先生だった。演習で楽勝なのに模試だけはミスをしたり、センター本番で地理を失敗したり、ハプニングだらけで、正直受かる気がしないと思ったこともあった。ミスを、試験中でなるべくなくすために、試験中深呼吸しろだとか、試験前にメモをしておけだとか、いろいろその面についても指導してくれた。自分の中で勉強のモチベーションが続いたのは、そういう指導のおかけだとも思っている。自習室が用意されていて、その自習室に休憩スペースがあったのも大きい。僕は割と好奇心に忠実に動く質であるから、とりあえず大好きな数学をこの一年がんばった。数学、理科以外の他の教科は原則無理をして取り組んでいたが、英語などもなるべく文章に理系的、数学的要素を探しながら興味を持って読むようにした。単語を覚えることは、自分がこれだけおぼえてやったという達成感をモチベーションにした。センターの演習はただの作業であり、地獄でしかなかったが、成績が上がるという事をなんとかモチベーションにした。京大の過去問は面白いと思う。京大に入るようなモノ好きなので、普通に好きで過去問を解けた。

最後に

 京大までたどり着けるほど、自分を高めてくださった紅萌会の先生方には、本当に感謝しています。一年という短い間でしたが、時には厳しく、また時には優しい指導をしてくれて、本当にありがとうございました。