
12×16 は、いくつかな? ひっ算を書かなくても、頭の中だけで答えが出せる、ふしぎな計算のしかたがあるよ。それが「くれない算」だよ。
九九ができれば、だれでもできるよ。
▶ 印刷できる練習プリント(無料)は、このページの下にあるよ
くれない算が使えるかけ算
くれない算が使えるのは、11、12、13、14、15、16、17、18、19 の9つの数どうしのかけ算だよ。どれも十の位が「1」の2けたの数だね。

○ できる:13×17、11×19、15×15(同じ数どうしもOK)
× できない:8×14、23×15、12×105(11〜19ではない数がまじっている)
かけ算の2つの数が、2つとも 11〜19 のときに使えるよ。さっそくやってみよう!
くれない算のやり方
12×16 で、やってみるよ。
① 16の「6」を、12に貸してもらう
12+6=18

② 18を10倍する(うしろに0をつける)
18×10=180

③ 一の位どうしをかける(九九だよ)
2×6=12

④ ②と③をたす
180+12=192

12×16=192。ひっ算をしないで、答えが出たね! 4つのステップを1まいにまとめると、こうなるよ。

どうして「くれない算」っていうの?
12くんが16さんに「ねえ、一の位を貸してくれない?」とお願いするところから始まるからだよ。
それに、京大紅萌会の「紅」とも同じ名前なんだ。だから「紅算」とも書くよ。
💡 ひみつ:12の「2」を16に貸しても、16+2=18 で、同じ18になるよ。どっちから借りてもいいんだ。
練習問題(10問)
やさしい問題から順に並べたよ。「答えを見る」を押すと、答えとやり方が出るよ。
- 11×12=?
答えを見る
① 11+2=13
② 13×10=130
③ 1×2=2
④ 130+2=132 - 12×13=?
答えを見る
① 12+3=15
② 15×10=150
③ 2×3=6
④ 150+6=156 - 11×15=?
答えを見る
① 11+5=16
② 16×10=160
③ 1×5=5
④ 160+5=165 - 13×14=?
答えを見る
① 13+4=17
② 17×10=170
③ 3×4=12
④ 170+12=182 - 12×16=?
答えを見る
① 12+6=18
② 18×10=180
③ 2×6=12
④ 180+12=192 - 14×15=?
答えを見る
① 14+5=19
② 19×10=190
③ 4×5=20
④ 190+20=210 - 13×17=?
答えを見る
① 13+7=20
② 20×10=200
③ 3×7=21
④ 200+21=221 - 15×16=?
答えを見る
① 15+6=21
② 21×10=210
③ 5×6=30
④ 210+30=240 - 17×18=?
答えを見る
① 17+8=25
② 25×10=250
③ 7×8=56
④ 250+56=306 - 19×19=?
答えを見る
① 19+9=28
② 28×10=280
③ 9×9=81
④ 280+81=361
11×11〜19×19 の答えの表
くれない算で出した答えが合っているか、この表でたしかめよう。同じ数どうし(11×11、12×12…)は黄色にしているよ。
| × | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 11 | 121 | 132 | 143 | 154 | 165 | 176 | 187 | 198 | 209 |
| 12 | 132 | 144 | 156 | 168 | 180 | 192 | 204 | 216 | 228 |
| 13 | 143 | 156 | 169 | 182 | 195 | 208 | 221 | 234 | 247 |
| 14 | 154 | 168 | 182 | 196 | 210 | 224 | 238 | 252 | 266 |
| 15 | 165 | 180 | 195 | 210 | 225 | 240 | 255 | 270 | 285 |
| 16 | 176 | 192 | 208 | 224 | 240 | 256 | 272 | 288 | 304 |
| 17 | 187 | 204 | 221 | 238 | 255 | 272 | 289 | 306 | 323 |
| 18 | 198 | 216 | 234 | 252 | 270 | 288 | 306 | 324 | 342 |
| 19 | 209 | 228 | 247 | 266 | 285 | 304 | 323 | 342 | 361 |
20台や100台のかけ算にチャレンジ!
くれない算になれたら、23×27 のような20台の数や、103×105 のような100に近い数のかけ算にもチャレンジしてみよう。やり方は、合格大作戦の記事にのっているよ。
くれない算の無料プリント(学校の先生・塾の先生・保護者の方など)
京大紅萌会の超速学習コースで使用しているプリントの一部ですが、「くれない算」のプリントを無料で配布します。学校の先生、塾の先生、保護者の方など、どなたでもダウンロードして自由にお使いください。授業での配布、ご家庭での練習など、印刷・コピーして使っていただいてかまいません。
- かんたん解説プリント(PDF・A4)2枚。12×16と13×17で、4つのステップを説明
- 練習プリント(PDF・A4)4枚。ステップ式(6問)・答えだけ(10問)・チャレンジ(10問)
- 練習の答え(PDF・A4)2枚。途中の式つき
- まとめて1つ(PDF・A4)解説・練習・答えの8枚
小学生が自分で書き込めるよう、大きな文字・余白多めで作りました。塗りつぶしを少なくしているので、白黒印刷でも使えます。京大紅萌会の超速学習コースでは、このプリントで小学2年生から6年生まで、参加した全員が解けるようになりました。
おうちの方へ
くれない算は、京大紅萌会の超速学習コース(小学生対象)の「遊び学習」で練習しています。計算を「速く・楽しく」できる体験は、算数を好きになるきっかけになります。
同じ計算方法は、小杉拓也『小学生がたった1日で19×19までかんぺきに暗算できる本』(ダイヤモンド社)で「おみやげ算」という名前でも紹介されています。紅萌会の卒塾生がこの本を見つけて持ってきてくれました。
なぜこの方法で正しい答えになるのか(面積の図を使ったしくみ)は、合格大作戦の記事「くれない算(紅算)のやり方|12×16など11〜19どうしのかけ算を暗算するコツ」でくわしく説明しています。








